医療事務、それでも資格を取りたい(1)

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医療事務資格

医療の現場では、経験が資格よりも重視される。

賃金だって、資格の有る無しであまり変わらない。

医療事務資格の人気の理由、実務経験との兼ね合い。 でも書いたとおり、一般の医療現場でそのような傾向が見られがちなことは事実です。


それなのに、無理しておカネをかけてまで、「医療事務」の資格をとりにいく必要って、ホントにあるんでしょうか?


ハイ、 「あります!」

それでも、医療の現場で働きたいと思うのなら、頑張って「医療事務」の資格にチャレンジすることを、是非ともおススメしたいのです。


たしかに、実務経験を現場ではやくたくさん積むことで、資格がなくったって現場の仕事は十分にこなせるでしょう。

賃金もあまり変わらないなら、なかなかモチベーションもあがらないかもしれません。


でも、「医療事務」の資格は、その実務をきちんとこなすための水準をクリアしているかどうかについて、社会的に
名の通った専門機関が一定の客観的なモノサシではかってくれ、そのお墨付きを合格者に与えてくれるものなのです。


だから試験に合格するということは、「少なくとも知識面において、医療事務の仕事をこなすだけのものを、アナタは持っていますよ」、と、アナタ以外の第三者専門機関が太鼓判を押してくれているということでもあるのです。


この試験の合格を通じて、「自分以外の第三者となる専門機関」が客観的にその判定をしてくれているという事実そのものが、アナタが医療の現場で働くようになったときに、のちのちまできっと「心のよりどころ」になってくれるはずです。


あなたにとって、「医療事務資格の合格」は、いわばその世界でプロとしてお仕事を行っていくための、はっきりとした
スタート地点として記録されるのです。

そう、あとは、実務の経験を深めていくだけなのです。


スタート地点をきちんと認識しているかどうかということは、あなたが医療現場で長く働ければ働くほどに、あなたの
心のよりどころ」として、貴重な財産になってゆくことでしょう。