医療事務の仕事、その主な業務

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医療事務資格

 

医療事務」の資格取得をこれから考える初めての方のために、医療事務とはどういう
お仕事かについて、まずは簡単にご紹介しておきます。

 


医療事務」は、主な業務として、以下の4つを行う仕事です。

1. レセプト業務


患者が加入している保険組合などの保険者に対して、保険者の負担分の医療費の請求書(=診療報酬明細書、レセプト)を作成する仕事です。


患者が1ヶ月間にどのような診察を受け、どのような処置が成されたかを、明細書として月末にまとめ、作成します。


とりわけ患者数が多い病院では、この作業量が月末から月初にかけて膨大な量になります。

患者数が少なくても多くても、このレセプト業務は長くても10日間ほどで終わらせなくてはならないため、大病院では、
レセプトの作成期間だけ、人員を増やしたりする所もあるほどです。


以前は手書きで行われていたこのレセプト業務も、現在はパソコンで処理できるようになったことから、昔よりはずいぶん
楽にはなっているといわれます。


それでも、レセプト専用のPCソフトウェアが使える必要がありますし、また入力漏れや入力ミスのチェックもあって、気を抜くことはできません。

そのようなことがあった場合は審査支払機関からレセプトが戻ってきてしまう「返戻(へんれい)」が生じるため、ひいては病院の収支に影響を及ぼす可能性もあるためです。


医療事務の仕事の中ではこのレセプト業務が、かなり根気がいると同時に、専門性が最も問われる大事な業務
あるといえます。


2. 会計業務

患者さんが窓口で、医療費の自己負担分を支払うときの計算、および該当医療費の徴収をするお仕事です。


3. 受付・助手業務

病院の顔となる、窓口での受付業務全般です。
来院した患者さんへの応対や手続きをする、通常業務となります。


4. その他のお仕事

病院の規模によっても担当範囲は異なってきますが、カルテの個人情報管理やカルテのPCへの入力業務、医師の
スケジュール管理やデータ整理などの業務を行います。