
「医療事務」の資格をとって現場で働きはじめた人は、「資格をとっておいてソンした、
後悔した」とは、おそらく決して言わないと思うのです。
「資格の知識だけじゃ、現場ではぜんぜん足りない」と、グチをコボすとは思います
けれど(笑)。
たとえば、レセプト(診療報酬の計算)業務が不得意だとしても、健康保険証は
やがてICカード化がさらに進み、直接的な計算業務などは、現場ではいずれ
ほとんどいらなくなるだろう...といわれています。
それじゃ、今から苦労してレセプトの計算のやり方を学んだり、問題練習したりする必要など、まったくないのでしょうか?
たとえば、窓口で働きはじめたアナタのところに患者さんが来て、「支払った治療費が高すぎる」とか「計算がおかしい」とか、文句をいう人がいたとしますよね。
アナタはそれに応対するとき、コンピュータの計算に問題がないかをすばやくチェックし、それを踏まえて患者さんに問題がないことを、わかりやすく説明しなくてはなりませんよね?
そのときに、きちんと筋道立ててやってきた資格取得のための知識が、目に見えない心の奥底の自信となって、アナタを支えているのです。
だから、医療の現場で働きたいと本気で思うなら、医療事務の資格に、是非ともチャレンジしてみてください。
医療事務の資格は、アナタが医療現場で長く働ければ働くほどに、「心のよりどころ」として、あなただけの貴重な財産になってゆくことでしょう。
現場で働きながらでも、未経験の方なら通信教育や予備校の講座でも、自分のいまの状況にあわせて、がんばってみてください。
「あの時、資格を取っておいてよかった...」と思える日が、いつか必ずやってくることを信じて。